2012.05.20

醸す!

 自家製塩麹。
 市販のを買って試したら、思っていたよりずっとおいしかったので(家族にも好評。)、近所のスーパーで売っていた米麹を買ってきて仕込んでみた。市販のは少ししか入ってないのに、結構いいお値段なので。
 作り方は簡単なんだけど、うまくできるかな?

 テレビやら新聞で塩麹が取り上げられ始めた頃は、ホントにおいしいの?!また一時の流行か?と、かなり疑いの眼を向けていた私だけど(笑。これに限らず、いつもの事ですが。)、なんでも試してみないと分からないものなのねー。
 使い方は簡単だし、漬け込んで煮たり焼いたりするだけで、癖のない塩味にできあがるのがとても便利。
 もちろん他の調味料と組み合わせてもいいし、ドレッシングや漬物にも応用可だそうだし、加えて減塩効果もあるそうで。

 私は、まだ鶏肉にしか使った事がないけれど、塩麹のおかげで鶏肉料理のレパートリーが増えたのは、鶏肉好きの我が家にはありがたい。 
 今日仕込んだ自家製がうまくできあがったら、豚肉や野菜や魚にも使ってみたい。そういえば、豆腐を漬けてもおいしいらしいけど、ちょっとチーズっぽくなる感じ?
  

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2012.05.01

6年もの

 連休の前半、娘が友達を連れて帰省してきた。
 そのお友達は、かなりの“いける口”だそうで、我が家の、漬けてはみたものの冷暗所に収納されたっきり誰も飲まない梅酒、の事を娘から聞いて、ちょっと興味があると言う。
 それならば、と、久々に床下から発掘して、みんなで味見してみた。
 
 ビンに貼り付けてあるラベルをみると、2006年6月の日付。
 漬けてから半年目くらいに飲んでみた時は、強いアルコール臭にアルコール味(ブランデーとウォッカの二種類を漬けた。)、少ない甘みと強い酸味のせいか、なにかちくちくととんがった刺激を口の中に感じるような印象で、まあまあだけど、そんなにおいしいものとは思えなかったんだった。
 その時は、甘さを足せばもうちょっと飲みやすくなる?と単純に考えて、手元にあった氷砂糖を、ものすごく適当にぼちゃぼちゃと追加して、再び床下へしまいこみ、結局そのまま放置したきりになってしまっていた。

 なので今回は、漬けてからほぼ6年、味をみるのは5年半ぶり。
 こんなもの、よそのお嬢さんに飲ませても大丈夫かいな?!と思いつつふたを開けたら、アルコールの香りは今も強いけど、その中に、さわやかな梅の風味がかなりプラスされていた。
 いざ飲んでみると、アルコールの味もかなりマイルドになっていて、ほどよい甘さ、おだやかな酸味。ストレートで飲んでも、1年目に感じたちくちくするような感じはなくなっていて、少し水で割ると、びっくりするほど飲みやすくおいしかった。
 これがいわゆる、熟成しつつある、という状態?ビンにいれてほったらかしてただけなのに、すごいなあ。さらに時間をかけたら、さらにおいしくなるんだろうか? 

 いける口の娘の友達は、水割りよりもロックがいいと、いちばんたくさんぐびっと飲んで、少しいただいて帰っても?と、気に入ってくれた様子。小分けして進呈した(笑)。
 私も、これからは時々飲んでみようかなー。冷たくして、風呂上りに一口とか。 

 思いついて、過去日記をめくってみたら、梅酒を漬けた時と半年後に味をみたときのことを書いてあった(笑)。
 次にこの梅酒について書くのは、何年後?

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2012.04.19

伊藤比呂美さんの

 お父さまが亡くなられたそう。

 毎日楽しみに拝読している伊藤さんの日記を見にいったら、昨日の日付のタイトルが「父が死んで」となっていたので、すごく驚いた。
 でも、かなりのご高齢だったし、日記からも、最近は体調のすぐれない事の多いご様子がうかがえていたので、タイトルを見た瞬間の驚きの後は、静かに、ああそうか、と思った。
 亡くなられた方については、詩人伊藤比呂美さんの父上、としか存じ上げないけど、一人娘である彼女がご両親の老いと介護について、ご自身の日記や、著作の「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」や「読み解き“般若心経”」などで語られているのをずっと読んできたので、まるっきり知らない人が亡くなったのとは違う気持ち。

 日記の中で語られていた、

 “(前略)悲しいというのではない。ただたんに父の死に顔やからだを見ていると、子どもだった頃の父が思い出されてきてやたらとなつかしいのである。なつかしさのあまりに涙が出る。(中略)人ひとり、あたしにとってはすごく意味のある人がひとりいなくなって、ぽかんと空いておる。そこに自然に流れ込むように、ただ、ただ、涙がこぼれていくような感じである。”

 と言う言葉に、親を亡くす、という現実の実感がひしひしと感じられて、読んでいて胸が苦しくなった。
 心からご冥福をお祈りいたします。

 これまでの伊藤さんの日記で、年齢を重ねる事で今までとは変化してくる親と自分の関係についてや、大勢のプロの手を借りられはしても、どうしても家族で対処するしかない部分が介護にはあると言う厳しい現実の一端を、垣間見されてもらった。
 老いて、日々介護されている親自身が辛く苦しいのは分かるけど、介護する側の自分も苦しい。肉体的にだけでなく、精神的にも変わり果てた親に、どう対応していいか分からない、会いたくない話したくない。
 そんなことも書かれていて、前向きになれない気持ちが湧くことも当たり前にある事なんだと、少し安心したり。

 私の実家の両親はまだまだ元気なので、彼らの年齢を意識することは普段はめったにないけれど、きっとたぶん、ある日突然直面する事になるであろう“親の老い”に、いざその時、冷静に対処できるのかどうか。
 自信は全然ない。 

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